植物がある安心感、強さ
変わらない強さ、確実に変化し続ける強さ。
その両方を持っているのが植物だと感じる。
同じようにはいられないから、
その価値を見いだしてしまう。
何も恐れずにあれくらい堂々としていたれたら。
憧れすらある。
最近の木と植物と絵の融合はそういう気持ちと
実際作品として植物が生きていてくれたらという
考えのもとに試作中ではありますが、
作り続けています。
ようやく
改良を少しずつしていけるものに
ようやくようやく。
すこしだけ指先が届きました。
まだまだできないことありすぎるからやろ。
ありがとう。
Elina
福田絵里奈
Monthly Archives: 2017 5月
Edge effects land
ここ1、2年程、木を使った作品を制作しております。
はじめはただ木の上に自分の絵を載せているだけのもの。
木に描く意味が見いだせず、
これでは紙に書いてもキャンバスでも同じだなと考えてました。
そんな中、木の模様、年輪を思い、
ここで新たに木の生きた生を別の視点で再現してみてはどうかと、
木の模様から連想できるもうひとつの色、模様を
木の生き様のように表現する気持ちで制作に取り組みました。
すると自分のイラストを押し付けていたものからは
少なからず木と調和した表現になりました。
ただ、やはりあくまで木の上にただ絵を描くことからは抜け出せていませんでした。
今回、そこに新たに植物を植えて、木が大地となり、
新しい生態系を産むようなイメージの制作をいたしました。
大地から生えた木が新たな大地となり、
植物を支え、生態系が生み出されるイメージです。
作品の中で育てるイメージ。
大地や水がそのまま作品上に存在し、
生命活動をしている。
そんなものができました。
自分にとっても愛おしい作品です。
いつかみなさまの前にお披露目できる日を
目指して参ります。
Elina
7.30 CANTO x ENOWA at Grass Roots YOKOHAMA
ライブとは
絵の活動の年月の流れ方と、自分の生活の年月の流れ方の違いを
最近感じてます。
1年前にあんな絵を描いていたと思ったら、
すごい昔のことのように感じる。
毎回毎回絵は描く度に経験になるので、
1年前の絵は信じられないくらい現在とのギャップがあるのです。
絵を通して経験していることは私とっては人生の大きな糧になります。
ただ、ある時や場面によってそれは全く意味のないもののように感じられることもあります。
『芸術は人が生きていく上では優先順位の低いもの』
とは常にあらゆる方が言う事です。
『芸術を志すとは尊いものではなく、社会の中の最下層にいるということだ。
だからこそ歴史を学び、社会での立ち位置を理解し、発信しつづけなければならない』と。
とある有名な画家さんもそのように仰っていました。
社会性とは関係のないところで制作を続けなければならないことに、
時に周りとのあまりのギャップに苦しくなるときがあります。
きっとどんな人でもどこかでこれに近いことは経験があるかと思います。
まったくそのような次元にいないと思っても
どこか誰でもきっとそういった経験をしているのだと思います。
そんなときは自分に立ち返って、
少し追いつめられてもめげないで、
インターネットに蔓延している浅ましい情報には目もくれず、
いい加減のものは記事は本当多いですが、
経験の浅い若い方たちを
一瞬暗い気持ちにさせるには十分な記事です。
その一瞬たりともそういった記事には時間をとられないでください。
自分にとって有益な情報を集めて、
いつか世の中に発信したり、自分ができることをイメージして
前に向かおうと。
私自身が心がけていることです。
自分が何をどうしたいかわからない時というのは一番辛いものです。
周りの情報ばっかりが目や耳に入るけれど、
全く方向性が見えない、わからない。
そう言う時にがむしゃらにまわりに合わせてしまうと
結局、的を射ない結果になってしまうこともあるので、
そういったときはまず自分の言葉
「キーワード」をしぼることにしています。
自分の中で浮かぶことを考えてもいいし、
何も浮かばなければ、できればインターネットではなく、
本屋や図書館へ行って、気になるジャンルや気になる言葉、絵や図などを見つけます。
インターネット検索だけだと自分が浮かぶ言葉で検索をかけるので、
拾えるものがすでに自分の中に答えがあったりして、
新しい発見につながらない場合も非常に多いからです。
あとは単純に出かけて足を動かすことで頭の緊張をほぐすという意味もあります。
気になる本を読んだり、
見つけた内容を後からインターネットで調べたりもします。
それを拾えたらそこから
それに関して何か簡単な文章が書ければ文章を、
絵が描ければ絵を描きます。
この時はクオリティにはこだわらず、
自分にとって気持ちのいい、
自分が読み返したいようなものを作成します。
ボリュームも自由。
文章なら1行でもいいし、絵ならページの隅っこでも
全面でも。
ここでは自分が見返して気持ちのいいものを意識します。
これをして、その場でなにか降ってくることはまれですが、
時間が経ったり、他の機会でふっとアイディアが浮かんできたりもします。
この素材が自分の中に存在すると知っておくことが
自分にとっての何かに向けての1歩となります。
アイディアを見つけたり拾ったりする為の
簡単な練習みたいなものです。
即効性はないかもしれませんが、
がんじがらめの時に、
資料をみつけて完結に自分の気になる素材にまとめられる
という利点があります。
私自身がもともと調べることや多すぎる情報が苦手だったこともあり、
こういった簡単な方法を行うようにしています。
少しずつ1度に見られる情報量も増えて、
まとめられる内容も増えています。
漠然と不安だけがあってなにもできないときの
本当の第一歩として行うことです。
自分自身が立ち止まれる時にしかこんな事はゆっくりと書かないかもしれないので
書き留めてみました。
それでは、また。
Elina
新たに木を使った作品を
新たにトップページに切り株に描いた作品を掲載しました!
ここのところライブペインティング以外には木に描くことに専念しています。
当初木に描いていた時は、自分のイラストを木の上から
押し付けているようなかんじがしてしまって、作品に納得がいかず。
木の模様をみて、その木の模様がもし違う表現をしたら..。
木の模様からその木が生をそこで表現していたら…
そういったコンセプトでこの木のシリーズを作っています。
木はおもにイチョウを使っていて、
神奈川県平塚市の大工さんが建築では不要となった
良質なイチョウを1、2年干して水分を飛ばして
かなり状態のよいものになっています。
それぞれの木の模様が異なるのでその模様を活かす楽しみがたまらないのです。
今後はさらに木をつかって新たな表現にも挑戦しようと思案中です。
さ、進んでいこう!!!