ここ1、2年程、木を使った作品を制作しております。
はじめはただ木の上に自分の絵を載せているだけのもの。
木に描く意味が見いだせず、
これでは紙に書いてもキャンバスでも同じだなと考えてました。
そんな中、木の模様、年輪を思い、
ここで新たに木の生きた生を別の視点で再現してみてはどうかと、
木の模様から連想できるもうひとつの色、模様を
木の生き様のように表現する気持ちで制作に取り組みました。
すると自分のイラストを押し付けていたものからは
少なからず木と調和した表現になりました。
ただ、やはりあくまで木の上にただ絵を描くことからは抜け出せていませんでした。
今回、そこに新たに植物を植えて、木が大地となり、
新しい生態系を産むようなイメージの制作をいたしました。
大地から生えた木が新たな大地となり、
植物を支え、生態系が生み出されるイメージです。
作品の中で育てるイメージ。
大地や水がそのまま作品上に存在し、
生命活動をしている。
そんなものができました。
自分にとっても愛おしい作品です。
いつかみなさまの前にお披露目できる日を
目指して参ります。
Elina